『反日種族主義』現象を批判する〜韓国でいま何が起こっているのか

目次

『だれが日韓「対立」をつくったのか』出版記念日韓シンポジウム

『反日種族主義』は2019年7月に韓国で10万部、同年11月に出た日本語訳は40万部を超えるベストセラーになっています。これは日韓の極右が合作した歴史否定の現象です。韓国以上に日本で売れているのは、日本のマスコミがこれを後押ししていることと密接に関係します。日本では、週刊誌を中心にヘイトスピーチのような嫌韓報道が溢れ、本書についてはNHKや池上彰冠番組でも大きく取り上げられ、本書に対する学術的な批判がほとんど無視されているかのようです。 

昨年、日韓関係が泥沼化していると言われる中で日韓「対立」は誰が、どのようにつくったのかを読み解くために『だれが日韓「対立」をつくったのか:徴用工、「慰安婦」、そしてメディア』(大月書店)を刊行した編著者として、『反日種族主義』現象を問う場が必要と考えました。 

韓国で最近、日本軍「慰安婦」問題に関してめざましい成果をあげてきた歴史社会学者の康誠賢(カン・ソンヒョン)さんが、2月に同書を全面的に批判する『脱真実の時代、歴史否定を問う:『反日種族主義』現象批判』を出版しました。今回は康誠賢さんに、本書が韓国でベストセラーになった背景と現実をわかりやすく報告いただきます。それを受け、『だれが日韓「対立」をつくったのか』の編著者より日本からの応答をします。 

日韓「対立」を乗り越えるために必要なことは何か、ともに考えたいと思います。

シンポジウム プログラム

●『反日種族主義』現象を批判する 〜韓国でいま何が起こっているのか〜
康誠賢(カン・ソンヒョン、聖公会大学教員、歴史社会学)
著書に『脱真実の時代、歴史否定を問う:『反日種族主義』現象批判』(プルンヨクサ)を韓国で刊行。日本語版出版準備中。

●日本での反応
加藤圭木(一橋大学教員、朝鮮近現代史)、
岡本有佳(編集者) ほか

●専門研究者コメント発表
メッセージ:板垣竜太(朝鮮近現代社会史)、吉見義明(日本現代史)
金富子、金ユビ、林博史、洪昌極 他(50音順)

●質疑応答

参加方法

●日時:2020年 8月 1日(土)13時半 開場 / 14時〜16時45分
●参加方法:①会場参加 ②オンライン参加
●参加費:一般 1,000円 / 学生 500円
●主催:日本軍「慰安婦」問題 web サイト制作委員会 (FFJ)        
 協力:メディア総研 大月書店
●問合せ:ffjsemi@gmail.com

【参加方法】次の2つがあります。
① 会場参加(要申込み、先着100名、当日支払い)
 早稲田奉仕園スコットホール 東京メドロ東西線「早稲田駅」徒歩5分  
② オンライン参加(要事前支払い申込み)
【参加費】①②とも 一般 1,000円 / 学生 500円

【参加申込み方法】
①会場参加 希望者 : 申込みサイト(〆切 7月31日 13時)

  • 当初「当日 会場にて支払い」としていましたが、感染防止のため金銭授受はおこなわない方が望ましいこと、感染状況の変化によって全てがオンラインになる可能性もあるため、事前決済にさせていただきたいと思います。上記、申込みサイトより「会場参加チケット」をご購入いただきますようお願い申し上げます。
  • 定員制のため直前のキャンセルはお控えください。
    ※ コロナ感染防止の観点から
  • 事前にお申し込みいただいた方に限定させていただきます。
  • お申し込みなくご来場された場合、入場をお断りすることがございます。
  • 当日はマスク着用が必須です。体調不良の場合は参加をご遠慮いただいております。
  • コロナ感染の拡大状況によっては、対面集会の中止(ただしオンラインでは実施予定)もありえます。その場合は事前にメールなどで連絡いたします。

②オンライン参加 希望者 : 申込みサイト(〆切 7月31日 13時)

  • サイト上で参加費のお支払いいただきます。
  • 参加費の入金確認後、当日の開始 120分前までにZOOMの招待リンクとパスワードをお送りします。
    ※ インターネット環境が悪く、当日うまく見られなかった方などには、期間限定で事後的に録画がご覧になれます。

書籍案内(当日会場では特別価格で販売します)

『だれが日韓「対立」をつくったのか:徴用工、「慰安婦」、そしてメディア』
岡本有佳・加藤圭木編
編集協力:Fight for Justice
大月書店
本体1400円+税
ご購入はこちら http://www.otsukishoten.co.jp/book/b486675.html

目次