裴奉奇ハルモニをめぐる展示、ソウル市美術アーカイブで開催中

ソウル市鍾路区のソウル市美術アーカイブでは、現在、企画展≪우리는 끊임없이 다른 강에 스며든다(わたしたちは絶えず別の川へと染み込む)≫が開催中です。

本展は、社会的災害の影響を受けた人々や少数者運動の記録をもとにしたアーカイブ展示であり、公的機関が捉えきれなかった、あるいは意図的に捉えてこなかった歴史や事件を記録することを目的としています。記憶や歴史に対峙する7人の作家および1チームによる映像、写真、インスタレーション作品が展示されています。

展示作品の中には、日本の作家である高橋健太郎氏の「곁에 머문 부재(そばにとどまった不在)」も含まれています。この作品は、数年間沖縄で暮らしながら、日本軍「慰安婦」の最初の証言者である裴奉奇(ペ・ポンギ)ハルモニをめぐり、かのじょが生きた場所や見た風景、そしてかのじょと共にいた人々を写真に収めたものです。

本展は7月27日まで開催されており、観覧は無料です。ソウルにいらっしゃる方やこれから訪れる予定の方は、ぜひ足を運んでみてください。

https://sema.seoul.go.kr/semaaa/front/project/view.do?proSeq=135&proType=002&menuId=15&pageIndex=1

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