山西省 臨汾

日本軍将兵の戦記

「橋爪健さんの話」青柳忠良『続・聞き書き 地域の〝戦争の時代”』私家版。2002年。山西省臨粉の野戦倉庫に勤務した上等兵からの聞き書き。

臨沿には女郎屋があって、実質的には軍が管理しており、女たちの病気の検査結果も公表されていました。将校・下士官・兵ごとの女郎屋があり、また朝鮮人・中国人o日本人の女はそれぞれ別の女郎屋に抱えられていました。兵士達の心はすさんでいましたので、よく女郎屋に行きました。私も例外ではありません。
野戦倉庫にいたので、物資を持ち出しては日中からでかけることもありました。ある時は、師団司令部に軍属として配置された日本女性達のうち、余った2名が慰安婦にされて泣いていたということも聞きました。誰が筆下ろしをしたか、きっと偉い人だろう、などということが話題になったものです。女性は国籍を問わず踏みにじられたということです。

 

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