2025年7月26日、FFJ連続講座の第2回が開催されました。今回は、吉見義明さん(日本近現代史・FFJ共同代表)によって「新著『日本軍慰安婦』を語る」と題した講演が行われました。本講座は一橋大学を会場とし、オンラインとのハイブリッド形式で実施されました。
吉見さんは、1995年の著書『従軍慰安婦』以後に明らかとなった新たな証言や資料も踏まえて、今年7月に刊行された新著『日本軍慰安婦』の意義と背景を語りました。講演では、日本軍「慰安婦」制度とは何であったのかを改めて問い直し、これまでの研究の蓄積や到達点、そして未解決の課題や現在も続く争点について、丁寧な解説がなされました。
会場の一橋大学には約70名が参加し、その半数ほどを若い世代が占めていたことが印象的でした。世代を超えてこの問題に関心が寄せられていることを示す、意義深い機会となりました。
多くのご参加、誠にありがとうございました。今後の講座もぜひご期待ください。