日本の歴史修正主義の現状と在日朝鮮人~今 何が問題か 日韓『合意』を問い直す

ちらし_20160221

◆日時:2月21日(日) 13時開始
(展示会は10時30分から行います。)

◆場所:上智大学 3号館 221教室

◆参加費::無料

◆シンポジウム内容

「日本の歴史修正主義と現状」
講師:加藤圭木氏(一橋大学大学院 社会科学研究科 教員)

「日本軍「慰安婦」問題と在日朝鮮人」
講師:金優綺氏(在日本朝鮮人人権協会)

◆主催:上智大学在日コリアン学生サークル

<企画趣旨>

朝鮮が日本の植民地支配から解放され70年以上が経ちました。しかし、いまだに植民地支配責任がきちんと果たされたとは言えません。ましてや昨今にいたっては、日本軍「慰安婦」や強制連行など無かった、といった歴史歪曲が顕著に現れています。また、日本政府による朝鮮学校の高校無償化制度からの排除や地方自治体による補助金停止、ヘイト・スピーチなど、在日朝鮮人を標的とした排外主義の嵐が吹き荒れています。

在日朝鮮人に対する「攻撃」は、朝鮮への侵略や植民地支配をはじめとする、日本の加害責任を無視・否定・正当化する歴史歪曲の問題が根底にあると言えます。このような動きは、朝鮮人の尊厳を踏みにじる行為であり、この状況を黙って見過ごすことは、そうした動きに加担することにつながるのではないでしょうか。70年以上が過ぎた今だからこそ、改めて日本社会で起こっている歴史問題に目を向ける必要を強く感じます。

私たち、若い世代が日本と朝鮮の未来を考えていく上で必要なことは、正しい認識を持ち、加害と被害の歴史を直視し、真摯に向き合うことではないでしょうか。そのためには、日本の歴史歪曲の現状を点としてではなく、線として――歴史として捉え、そこに潜む問題を明らかにしなければならないと思い、本企画を行うに至りました。本企画が、今後を担う同世代の学生たちをはじめとした多くの日本の方々と、互いに理解し分かち合う為の一歩になれれば幸いです。

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