『性奴隷とは何か――シンポジウム全記録』

【書籍情報】
・著者:日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会(編)
吉見義明・小野沢あかね・前田朗・大野聖良・金富子・東澤靖・林博史(著)
・出版社:御茶の水書房
・出版年:2015年
・体裁:A5判・134


【概要】
過熱する『朝日新聞』バッシングは、理不尽な「慰安婦」バッシングに転化しています。その最大の焦点が「慰安婦は性奴隷か否か?」でした。そこで、そもそも「性奴隷」とは何かを、3つの角度―戦前の公娼制度、国際法における軍性奴隷制度、現代日本の人身取引問題から論じあいました。本書はその白熱したシンポジウムの全記録です。フィリピンの被害女性の証言、世界の知識人からのメッセージ収録!(版元HPより)

【目次】
1 プロローグ・連帯メッセージ
●フィリピンの戦時性暴力被害者からのメッセージ
●世界からのメッセージ:シンシア・エンロー、韓洪九 、キャロル・グラッグ
2 シンポジウム「性奴隷とは何か」
・問題提起:現代奴隷制と性奴隷の理解を深めるために 金富子 吉見義明
・戦前日本の公娼制度と性奴隷認識 小野沢あかね
・国際法における軍の性奴隷制 前田朗
・現代日本における人身取引問題—性的搾取を中心に 大野聖良
3 特別寄稿:「慰安婦」制度は、性奴隷なのか—国際法の視点から 東澤靖
目次