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[シンポジウム]日韓「合意」問題 連続企画シンポジウム(2/27、3/19)

2015年12月28日、日韓両外相が発表した「慰安婦」問題に関する「合意」は、何よりも日本軍「慰安婦」被害者の方がたの声に耳を傾けることなく「最終解決」とした点で容認できません。安倍政権は、形式的な「責任」と「謝罪」の表明と、韓国政府が設立する財団への10億円拠出だけで、「慰安婦」問題を「最終かつ不可逆的」に終わらせると約束させました。歴史教育に言及しないばかりか、朴槿恵政権は「平和の少女像」(平和の碑)の撤去・移転まで示唆しています。 日韓「合意」に対し、日本では歓迎ムードですが、韓国では被害女性たちや支援団体含め全国的な抗議運動が起こっています。 日本と韓国の世論の落差はどこに起因するのか―― 被害女性が望んでいない「合意」で「慰安婦」問題の幕引きは許されません。 2つのシンポジウムをとおして、今後の課題を浮き彫りにします。   チラシPDF(18.2MB)   ————————————————– 日韓「合意」と日本の「慰安婦」問題認識 ――忘却のための「解決」は許されない ■「日韓「合意」の何が問題なのか」 吉見義明(日本史/中央大学教授) ■『帝国の慰安婦』事態と日本の知識人 鄭栄桓(チョン・ヨンファン、朝鮮近現代史・在日朝鮮人史/明治学院大学准教授) コメント:北原みのり(作家)、金富子(植民地朝鮮ジェンダー史/東京外国語大学教授) 主催者あいさつ:中野敏男(歴史社会学/東京外国語大学教授) コーディネーター:梁澄子(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表 ●日時:2016年2月27日(土)13:00開場、13:30~17:15 ●会場:韓国YMCA地下ホール・スペースY(JR「水道橋」東口5分) ●参加費:一般1000円(非正規・学生500円) ●共催:日韓「合意」と日本の「慰安婦」問題認識シンポジウム実行委員会、 日本軍「慰安婦」問題web サイト制作委員会(FFJ) ●協力 御茶の水書房 ●問合せ→ http://fightforjustice.info/?page_id=601#contact   ————————————————– 「慰安婦」問題と現代韓国 ――日韓「合意」の何が問題か  韓 国を代表する韓国現代史研究者・アクテビィストの韓洪九さん(聖公会大学教授、Fight for Justiceブックレット3の共著者)を招いて、韓国の歴史的社会的文脈のなかで「慰安婦」問題がどう扱われてきたのか、今回の日韓「合意」をどうみる のか、朴槿恵政権はなぜ「合意」を推進したのかに関して講演を聴き、さらにコメンテーターとの応答を通じて、今後の課題を浮き彫りにします。 ■講演:韓洪九(ハン・ホング) コメント:梁澄子(ヤン・チンジャ、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表) 吉見義明(日本史/中央大学教授) 主催者あいさつ:小野沢あかね(日本近現代史、女性史/立教大学教授) コーディネーター:金富子(植民地朝鮮ジェンダー史/東京外国語大学教授) ●日時:2016年3月19日(土) 12:00開場、12:30~15:45 ●会場:中央大学駿河台記念館281教室 (JR中央・総武線「御茶ノ水駅」3分、丸の内線「御茶ノ水駅」6分、 千代田線「新御茶ノ水駅」5分) ●参加費:一般1000円(非正規・学生500円) ●主催:日本軍「慰安婦」問題web サイト制作委員会 (日本の戦争責任資料センター 「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)) ●協力:御茶の水書房 ●問合せ→ http://fightforjustice.info/?page_id=601#contact * 韓洪九:歴史学者。韓国聖公会大学教養学部教授。NGO平和博物館の創設メンバー。日本語で読める著書に『韓洪九の韓国現代史――韓国とはどういう国か』 『韓洪九の韓国現代史Ⅱ――負の歴史から何を学ぶのか』(平凡社)、『倒れゆく韓国』(朝日新聞出版)、最近刊『韓国・独裁のための時代―― 朴正煕「維新」が今よみがえる』(彩流社)など。Fight for Justiceブックレット3『朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任 Q&Aあなたの疑問に答えます』にインタビュー「自国の加害の歴史とむきあう~事実認 定と謝罪なき「和解」はない」収録。   チラシPDF(7MB)   【シンポジウム賛同カンパのお願い】 海外ゲスト招聘のためご支援よろしくお願いします。 賛同団体名は当日資料に明記します。 個人:一口1000円/団体:一口3000円 ■郵便振替:00160ー4ー323057 【口座名】FFJ(エフエフジェー) *通信欄に「シンポ賛同金」とお書きください。   チラシPDF(18.2MB)  

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FFJ連続講座 

FFJ連続講座 

Fight for Justice連続講座「日本軍「慰安婦」問題・公娼制度・植民地支配」 第2期:いちからわかる近代公娼制 が始まります! (登壇者:小野沢あかね・人見佐知子・金富子)

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【連続講座ご案内】第Ⅱ期 いちからわかる近代公娼制度

<講座概要> Fight For Justiceは、日本軍「慰安婦」問題の解決を目指し、日本軍「慰安婦」制度に関する歴史的な事実関係と責任の所在を、資料や証言など明確な出典・根拠をもって、提供するウェブサイトです。 このたび、日本軍「慰安婦」問題、またそれと密接な関わりを持つ公娼制度や植民地支配について、専門家による連続講座を開催することにしました!第Ⅰ期から第Ⅲ期までを予定しており、2ヶ月に1回のペースでの開催を予定しています。 本連続講座は入門講座です。最近日本軍「慰安婦」問題を知って、関心はあるけど、どこで、何で、どうやって学んだらいいかわからない・・・そんな方々にぴったりの講座となっております!また、基礎からおさらいしたい、という方々にもおすすめの講座です。 第Ⅰ期では、日本軍「慰安婦」問題を最新の研究成果に基づき、基礎の基礎からわかりやすく解説しました。多くの方に受講していただき、大好評で幕を閉じました。 第Ⅱ期では、近代公娼制度を取り扱います。近代日本には公娼制度という性奴隷制度があり、日本は植民地にこの制度を導入しました。日本軍「慰安婦」制度は公娼制度とは別のものですが、本講座では、公娼制度と「慰安婦」制度がどのように関係していたのか、娼妓(公認された性売買女性)からみた公娼制度と性搾取の実態、植民地朝鮮における公娼制度と日本軍の関係等について、ほかではなかなか見られない貴重な史料の現物を示しつつ、いちからわかりやすく説明します。現代の性売買やAV新法等を考える際にも不可欠な内容となっています。現代の性搾取問題に関心を持つ方も、どうぞふるってご参加ください! <開催方法> ZOOMウェビナー ※ 事前に申し込みをした方のみ、2週間限定で後日配信いたします。後日配信には少々時間をいただいております。 ※ ZOOMウェビナーのリンクは講座開始1時間前に、申し込みされたメールアドレス宛およびpeatixメッセージにお送りします。送られたリンクから、ウェビナー参加の事前登録をお願いいたします。 ※ 参加の際は、ZOOMの表示名はお申し込み時のお名前と同じにしてください。本人と確認できない場合は、入室を許可できない場合があります。 <参加費> 一般:一回券1000円、3回通し券2700円 学生:一回券・通し券ともに無料 ※ 3回通し券は第Ⅱ期の途中からでも購入可能です。その場合は遡って録画を見ることができます。ただし、直近の講座が終わった後に視聴可能となります。講座と講座の間にチケットをご購入した方は、次回講座後まで配信をしばらくお待ちください。 <お申込み> https://ffj-renzoku2.peatix.com/ ★ カンパも同時に募っております。Fight For Justiceでは現在、サイトリニューアルを計画しています。 <第Ⅱ期プログラム> 第1回 2022年10月31日(月) 20:00~21:30 小野沢あかね「日本軍「慰安婦」問題と公娼制度――2つの性奴隷制」 <講座概要> 日本軍「慰安婦」制度は、性奴隷制であった公娼制度の貸座敷業者(公認された性売買業者)・周旋業者(人身売買業者)や買春行為と深く関係して成り立っていました。日本人「慰安婦」の経験にも焦点をあてて、性売買と「慰安婦」問題の関係について考えます。 <講師プロフィール> 立教大学教員。専攻は日本近現代史・女性史・ジェンダー史。 著書に『近代日本社会と公娼制度ー民衆史と国際関係史の視点から』(吉川弘文館、2010)、金富子・小野沢あかね編『性暴力被害を聴くー「慰安婦」から現代の性搾取へ』(岩波書店、2020年)など。 第2回 2022年12月12日(月) 20:00~21:30 人見佐知子「娼妓にとっての近代公娼制度」 <講座概要> 娼妓にとって近代公娼制度はどのような経験だったのでしょうか。娼妓の手紙や貸座敷業者・周旋業者が作成した史料を用いて、近代公娼制度のもとで行われた性買売のあり様や性搾取のしくみを娼妓の立場から考えます。 <講師プロフィール> 近畿大学教員、専攻は女性史・ジェンダー史。 著書に『近代公娼制度の社会史的研究(日本経済評論社、2015)、『ジェンダー分析で学ぶ女性史入門』(共著、岩波書店、2021)など。 第3回 2023年2月6日(月) 20:00~21:30 金富子「植民地朝鮮の公娼制と日本軍」 <講座概要> 近代日本の公娼制度は「帝国の膨張」とともに海外に移植されました。今回は植民地化の過程でどのように朝鮮に移植されたのかを日本軍との関係から、朝鮮開港(1876年)から1920年代まで、つまり日本軍「慰安婦」制度の前夜という時代まで取り上げ、現代韓国への痕跡をみていきます。 <講師プロフィール> 東京外国語大学教員。専攻は植民地朝鮮ジェンダー史。 共著に『植民地遊廓』(吉川弘文館、2018年)、編訳著に『記憶で書き直す歴史』(岩波書店、2020年)、監訳に『性売買のブラックホール』(ころから、2022年)など。

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【FFJ連続講座特別編】3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇

【FFJ連続講座特別編】3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇

  【FFJ連続講座特別編】 3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇 「若者が考える日本軍『慰安婦』問題と『日韓関係』」 互いの文化が浸透する一方で、歴史問題によって「日韓関係」は悪化しています。現状、そして未来について、彼らは何を思うのでしょうか? コメンテーターとして、連続講座第1回講師の吉見義明さんとFFJメンバーである飯倉江里衣さん(神戸女子大学助教)にも登壇していただきます。 FFJ連続講座ならではのメンバーです!皆さまぜひご参加ください! 詳細はこちら 第3回 2022年3月7日(月)20:00~21:30(申込締切3/7 18:00) https://ffj-renzoku1.peatix.com/ #ffj #日本軍性奴隷 #日本軍慰安婦問題 #ジェンダー #フェミニズム #性暴力 #性暴力を許さない #連帯 #歴史問題 #植民地支配  #일본군위안부 #일본군성노예제 #젠더 #페미니즘 #성폭력근절  #gender #feminism

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FFJ連続講座特別編3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇

FFJ連続講座特別編3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇

FFJ連続講座特別編 3/7(月)20時!FFJ若手メンバー登壇 「若者が考える日本軍『慰安婦』問題と『日韓関係』」 互いの文化が浸透する一方で、歴史問題によって「日韓関係」は悪化しています。現状、そして未来について、彼らは何を思うのでしょうか? コメンテーターとして、連続講座第1回講師の吉見義明さんとFFJメンバーである飯倉江里衣さん(神戸女子大学助教)にも登壇していただきます。 FFJ連続講座ならではのメンバーです!皆さまぜひご参加ください。 詳細はこちら↓ https://ffj-renzoku1.peatix.com/

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1月31日、林博史さん講義「世界史のなかの日本軍『慰安婦』制度」をオンラインで開催 約100名の方が参加

<報告>1月31日、Fight for Justice連続講座第2回林博史さん講義「世界史のなかの日本軍『慰安婦』制度」をオンラインで開催しました。近現代の世界の軍用性的施設、規制制度、廃止運動等を比較し、日本軍「慰安婦」制度の特徴をみていきました。約100名の方が参加し、非常に濃い内容で、質疑応答も活発に行われました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 林博史さんの最新刊もお読みください! 『帝国主義の軍隊と性ーー売春規制と軍用性的施設』吉川弘文館

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<報告>連続講座第2回林博史さん講義

<報告>連続講座第2回林博史さん講義

<報告> 1月31日、Fight for Justice連続講座第2回林博史さん講義「世界史のなかの日本軍『慰安婦』制度」をオンラインで開催しました。近現代の世界の軍用性的施設、規制制度、廃止運動等を比較し、日本軍「慰安婦」制度の特徴をみていきました。約100名の方が参加し、非常に濃い内容で、質疑応答も活発に行われました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

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平和碑 (平和の少女像) 建立10周年記念 国際シンポジウム

平和碑 (平和の少女像) 建立10周年記念 国際シンポジウム

本国際シンポジウムでは、国内外の平和碑建立の現況を振り返り、日本の右翼の少女像攻撃をはじめグローバル化した歴史否定のバックラッシュ現象をみていきます。また、日本、フィリピン、ドイツ、オーストラリア、アメリカにおける平和碑建立の事例発表を通して、現地の団体が直面している困難とこれらを克服するための連帯方案を共有したいと思います。平和碑が世界各地の脱植民地主義、反差別、民主主義と女性の人権·平和の象徴として位置づけられていくその道に、多くのご関心とご参加をお願いいたします。

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