『日本人「慰安婦」――愛国心と人身売買と』

【書籍情報】
・著者:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センター(編)
西野留美子・小野沢あかね(責任編集)
・出版社:現代書館
・出版年:2015年
・体裁:46・280頁

【概要】
アジア・太平洋戦争において日本軍がその「兵站」として従軍「慰安婦」を必要とし、強制などにより「慰安婦」を集めていた。民族・国籍別に様々な出自を持つ従軍「慰安婦」の中で、特に日本人の「慰安婦」に焦点を当てた論稿集(版元HPより)。

【目次】
第1章 日本人「慰安婦」はどう集められたか(日本人「慰安婦」の徴集と近代公娼制度;長崎事件・静岡事件大審院判決を読む―「慰安婦」強制連行は誘拐である;植民地朝鮮の公娼制度と「慰安婦」制度;日本軍の慰安所政策について)

第2章 日本人「慰安婦」はどう扱われたか?(日本人「慰安婦」の処遇と特徴―性奴隷を正当化した戦時ナショナリズムと「性の防波堤」論;書籍・雑誌にみる日本人「慰安婦」;慰安所業者の聞き取りから;沖縄・芭蕉敷の慰安所の事例―平岡知重さんの聞き取り;沖縄の日本軍慰安所)

第3章 日本人「慰安婦」の戦後はどうだったか?(日本人「慰安婦」の戦後―菊丸さんの場合;書籍・雑誌にみる日本人「慰安婦」の戦後;日本軍「慰安所」からRAA・占領軍「慰安所」へ)

目次