本国際シンポジウムでは、国内外の平和碑建立の現況を振り返り、日本の右翼の少女像攻撃をはじめグローバル化した歴史否定のバックラッシュ現象をみていきます。また、日本、フィリピン、ドイツ、オーストラリア、アメリカにおける平和碑建立の事例発表を通して、現地の団体が直面している困難とこれらを克服するための連帯方案を共有したいと思います。平和碑が世界各地の脱植民地主義、反差別、民主主義と女性の人権·平和の象徴として位置づけられていくその道に、多くのご関心とご参加をお願いいたします。
● 2021年12月10日(金) 世界人権宣言の日 19:00~22:00
● オンライン (Zoom) 開催
● 韓·英·日同時通訳、資料集提供
● 参加費無料
● お申込み:bit.ly/peacestatue10
● 共同主催:
– 日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯
– 民主化運動記念事業会
– 日本·Fight for Justice 日本軍「慰安婦」問題専門サイト制作委員会
● 問合せ:正義記憶連帯 info@womenandwar.net
【プログラム】
祝辞および開会の辞
<セッション1>
平和碑建立の現状と国内の活動 司会 :ハン·キョンヒ正義連 事務総長
● 平和碑建立の背景と国内外の現状 (カン·ギョンラン 正義連 連帯運動局長)
● 平和碑の意味 (キム·ソギョン 平和碑の作家)
● 水原平和ナビの活動報告 (イ·ジュヒョン 水原平和ナビ常任代表)
<セッション2>
海外の平和碑とグローバルなバックラッシュ 司会 : イ・ナヨン正義連 理事長 中央大学社会学科教授
● 少女像はなぜ日本の右派の攻撃対象になったのか (山口智美 モンタナ州立大学人類学部 准教授)
● 歴史否定論のグローバル化 (リ・ジンヒ イースタンイリノイ大学 史学科 教授)
● 質疑応答
<セッション3>
海外の平和碑推進事例 司会 :ソン·ソンスク アメリカ社会正義教育財団代表授
● 日本 あいちトリエンナーレ2019/2021 東京, 名古屋, 大阪, 京都 展示事例 (岡本有佳 日本·Fight for Justice 常任委員)
● フィリピン·マニラとラグナの平和碑撤去事例 (シャロン·カブサオ フィリピン リラフィリピーナ代表)
● ドイツ·ベルリンとドレスデンの平和碑の事例 (ハン·ジョンファ ドイツ·コリア協議会代表)
● オーストラリア·シドニーとメルボルンの平和碑建立事例(チョ·チュンジェ オーストラリア·メルボルン少女像建立準備委員会 元委員長)
● アメリカ·フィラデルフィアの平和碑公園の建立事例(チョ·シンジュ アメリカ·フィラデルフィア少女像公園建立推進委員会代表)
● 討論
グローバル平和碑ネットワークの発足式 & 閉会