3月28日に東京大学で開かれた研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集が出ました。研究集会では、朴裕河『帝国の慰安婦』への評価をめぐって、同書を「擁護する側」と「批判する側」が一堂に会し、5時間以上にわたって、日本軍「慰安婦」制度と植民地支配をどう理解するかに関して、意見表明と討論を行いました。主な内容は以下です。
主催:0328 集会実行委員会(金富子、外村大、中野敏男、西成彦、本橋哲也、あいうえお順)
司会:蘭信三、板垣竜太
<当日プログラム>
13:30 開会
13:30〜13:40 経過報告・趣旨説明・会の進行についての説明(外村大)
13:40〜15:40 報 告 (西成彦・岩崎稔 /鄭栄桓) コメント(浅野豊美 /小野沢あかね・梁澄子)
15:40〜16:00 報告者・コメンテーターのリプライ
16:20〜17:50 総合討論(「擁護」側 /「批判」側 から各5人発言および総合討論)
17:50〜18:00 総括の発言(「擁護」側 /「批判」側の実行委員から)
18:00 閉会(実際はもう少し長かった)
1)研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集がインターネット上にアップされました。以下をクリックしてください。
研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集
この集会記録集は、研究集会で配布された報告者のレジュメと参加者の意見表明、当日の会場での発言記録、開催後に報告者・発言者から寄せられた文章、から構成されています。相当の長文ですが、ぜひお読みください。
2)参照となる報告記
研究集会に関して、実際に参加したジャーナリストと編集者から以下の報告記が出ました。ぜひご参照ください。
[寄稿]朴裕河氏の「帝国の慰安婦」めぐり擁護と批判で初の討論会 土田修(ハンギョレ2016.04.23)
問われているのは日本社会だ~『帝国の慰安婦』をめぐる議論(3.28研究集会)から 岡本有佳