日本和世界的动向

サンフランシスコ市の日本軍「慰安婦」記念碑に関する主な流れ

サンフランシスコ市の日本軍「慰安婦」記念碑に関する主な流れ

2017年9月22日、米国サンフランシスコ市に日本軍「慰安婦」記念碑が建てられました。設置を主導したのは「慰安婦」正義連盟(“Comfort Women” Justice Coalition)という、多民族な人々によって構成された団体です。サンフランシスコ市の日本軍「慰安婦」記念碑は、公共の場に設置されるため、市民の参加を経て決定されるべきであるという考えから、デザインの公募・選考を経て選ばれました。 サンフランシスコ市議会は2017年11月22日、全会一致で「慰安婦」正義連盟による「慰安婦」記念碑の市への寄贈を受け入れました。これに対して吉村大阪市長はサンフランシスコ市が寄贈を受け入れるのであれば大阪市との姉妹都市を解消すると主張して、外交問題に発展しました。 そこで、その流れを新聞記事で追ってみました。まず、日本の新聞報道から、次に海外・英語圏の報道をみていきます。 ◉日本メディア報道 ・朝日新聞 2017年02月07日 朝刊 大阪市内・1地方 「慰安婦像の承認、大阪市長「遺憾」 サンフランシスコに書簡 /大阪府 大阪市の吉村洋文市長は6日、姉妹都市の米サンフランシスコ市芸術委員会が設置予定の慰安婦像のデザイン案と碑文案を承認したことを「遺憾」とする公開書簡を送ったと発表した。 書簡はサンフランシスコ市長宛てで、1日付。吉村市長は「歴史の直視ではなく日本批判」「両市の交流、日米関係にも悪影響を及ぼす」とした。像設置を問題視する書簡は橋下徹・前大阪市長も2015年に計3回送った。 (略) ・沖縄タイムス 2017年9月24日 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/147441 「米に新たな慰安婦像/中・韓・比の少女デザイン」 【サンフランシスコ共同】米西部カリフォルニア州サンフランシスコ市で22日、旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の除幕式が行われた。中華街に隣接する公園の片隅に設けられ、中国、韓国、フィリピンの少女3人が背中合わせに手をつないで立つデザイン。除幕式には元慰安婦らも出席した。(略) ・朝日新聞 2017年09月26日 朝刊 「「市営公園に置くなら姉妹都市解消」 米サンフランシスコ市の慰安婦像 大阪市長が言及【大阪】 大阪市の吉村洋文市長は25日、姉妹都市の米サンフランシスコ市に建てられた旧日本軍の慰安婦像をめぐり、現地の市営公園に組み込まれれば「姉妹都市関係は解消する」と述べた。市役所で報道陣に語った。 (略) 像の碑文に「数十万人の女性が性奴隷にされた」とあり、吉村氏は「日本政府の見解と違う」と主張した。今月中にも抗議の文書を送るという。(略) ・朝日新聞 2017年10月05日 朝刊 「姉妹都市解消「恥ずべきこと」 大阪市長 【大阪】 大阪市の吉村洋文市長が姉妹都市の米サンフランシスコ市に対し、旧日本軍の慰安婦像を市営公園に組み込むなら「姉妹都市関係は解消する」と発言した問題で、サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長が吉村市長に書簡を送り、関係解消について「恥ずべきことだ」と批判した。(略) 【ウェブ版:朝日新聞デジタル「大阪市長に米姉妹都市市長から批判の書簡 慰安婦像巡り 2017年10月4日 http://www.asahi.com/articles/ASKB45QNGKB4PTIL019.html】 ・毎日新聞 2017年10月5日 大阪朝刊 「慰安婦像計画:大阪市長が懸念 姉妹都市解消も 米サンフランシスコ市「落胆」 (略)吉村市長は姉妹都市の解消にも言及して計画が実現しないよう書面で求めたが、サンフランシスコ市長からは「大きな落胆を覚える」との返書が届いたという。大阪市が4日、明らかにした。(略)今月2日付のエドウィン・リー市長の返書では、移設の有無を明確にしていないが、「公選の職にある者として、たとえ批判にさらされることがあろうとも地域に対して応えていくことが責務」と移管の容認を示唆。姉妹関係が解消された場合、「両市の住民を傷つける」と憂慮する内容だった。(略) ・朝日新聞デジタル 2017年10月30日 http://www.asahi.com/articles/ASKBZ61S3KBZPTIL01L.html 「大阪市長、慰安婦像設置の米姉妹都市へ会談申し入れ (略) 大阪市の吉村洋文市長は30日、姉妹都市のサンフランシスコ市に建てられた旧日本軍の慰安婦像をめぐり、同市のエドウィン・リー市長に会談を申し入れたと明らかにした。(略) ・毎日新聞 2017年11月2日 08時44分 https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00e/040/199000c 「サンフランシスコで慰安婦像計画 友好60年ヒビ (略)「慰安婦像の設置は日本への政治的バッシングだ」。吉村氏は毎日新聞の取材に強調した。計画が撤回されない限りは姉妹都市関係を解消する考えは変わらず、年内に最終判断すると明言。サンフランシスコ市側には11月半ばにエドウィン・リー市長と直接面談したい意向を伝えた。(略) ・毎日新聞 2017年11月15日 大阪夕刊 「米国:慰安婦像、受贈を決議 サンフランシスコ議会 米サンフランシスコ市議会は14日、市民団体が市内に建てた旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する像の寄贈を受ける議案を全会一致で可決した。エドウィン・リー市長の承認を経て、像は市有化される。(略) 【ウェブ版:毎日新聞 2017年11月15日「慰安婦像、受贈を決議 サンフランシスコ市議会」 https://mainichi.jp/articles/20171115/k00/00e/030/291000c】 ・毎日新聞 2017年11月16日 東京朝刊 「米国:3例目の従軍慰安婦像 (略)米国で公有地に慰安婦像が設置されるのは韓国系団体が主導した西部カリフォルニア州グレンデール市と南部ジョージア州ブルックヘブン市に続き3例目。 ・朝日新聞 2017年11月22日 朝刊 「慰安婦像受け入れ、首相「極めて遺憾」 安倍晋三首相は21日の衆院本会議の代表質問で、米サンフランシスコ市議会が旧日本軍の慰安婦像の寄贈を民間団体から受ける議案を全会一致で可決したことに対し、「我が国政府の立場と相いれない極めて遺憾なこと」との考えを示した。(略) 【ウェブ版:朝日新聞デジタル「慰安婦像受け入れ、首相「極めて遺憾」 2017年11月22日 http://www.asahi.com/articles/DA3S13239101.html】 ・朝日新聞 2017年11月23日 朝刊 大阪市内・1地方 「姉妹都市「解消より対話を」 自公市議団、大阪市長に申し入れ /大阪府 米サンフランシスコ市に建てられた旧日本軍の慰安婦像をめぐり、大阪市が姉妹都市関係の解消を検討している問題で、市議会の自民・公明市議団は22日、解消するのではなく、交流を継続しながら対話を通じた解決に努めるよう、吉村洋文市長に申し入れた。(略) ・朝日新聞 2017年11月24日 朝刊 「サンフランシスコと姉妹都市を解消方針 大阪市、慰安婦像巡り 米サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は22日、民間団体が現地に建てた慰安婦像の寄贈を受け入れる決議案に署名した。これにより、像は同市の所有となり、寄贈の受け入れに反対してきた大阪市の吉村洋文市長は23日、60年にわたる両市の姉妹都市関係を解消する方針を表明した。(略) 【ウェブ版:朝日新聞デジタル「サンフランシスコと姉妹都市を解消方針 大阪市、慰安婦像巡り 2017年11月24日 http://www.asahi.com/articles/DA3S13242707.html】 ・毎日新聞 2017.11.24 大阪夕刊  「慰安婦像:米サンフランシスコ市設置 民間交流、補助も中止 大阪市長「関係継続は問題」 (略)吉村市長はこれまで、民間交流事業への補助金支出は継続する意向を示していたが、「姉妹都市が解消される以上、税は投入できない」と明言し、「関係継続は問題だという意見が圧倒的に多く届いている。真の国際都市を目指すなら、明確に意思表示することが大阪の利益、国益になる」と述べた。今後、市議会の各派幹事長会に報告し、12月中に文書で提携解消を先方に通知する。(略) 【ウェブ版:毎日新聞「米サンフランシスコ市設置 民間交流、補助も中止 大阪市長「関係継続は問題」 2017年11月24日 https://mainichi.jp/articles/20171124/ddf/041/030/022000c】 ・朝日新聞 2017年11月25日 朝刊 「民間交流、補助打ち切りへ 大阪市、姉妹都市解消を表明 慰安婦像巡り (略)吉村市長は「姉妹都市の要請をみじんも受け入れてもらえなかった」と報道陣に述べ、関係解消を明言した。民間の交流事業への補助金も打ち切る。(略) ・朝日新聞 2017年12月01日 朝刊 大阪市内・1地方 「姉妹都市の解消、議会に市長説明 大阪市 /大阪府 サンフランシスコ市に建てられた慰安婦像の市有化を巡り、吉村洋文大阪市長は30日、同市との姉妹都市関係を解消する方針を市議会に説明した。 吉村市長は各会派の幹事長が集まる会議に出席し、「サンフランシスコ市長が(慰安婦像を市有化する議案に)自ら署名し、承認したことで、姉妹都市関係が根本から揺るがされる事態に至った」と説明。(略) 【ウェブ版:朝日デジタル「民間交流、補助打ち切りへ 大阪市、姉妹都市解消を表明 慰安婦像巡り 2017年11月25日 http://www.asahi.com/articles/DA3S13243908.html】 ・朝日新聞 2017年12月06日 朝刊 大阪市内・1地方 「姉妹都市の解消、大阪市長に撤回要請 「市民有志の会」 /大阪府 吉村洋文大阪市長がサンフランシスコ市との姉妹都市を解消する方針を示していることについて、「市民有志の会」が5日、手続きの中止と関係の継続を求める要請書を吉村市長と、大阪維新の会をのぞく市議会の全会派に出した。 ・毎日新聞 2017年12月12日 https://mainichi.jp/articles/20171213/k00/00m/040/114000c 「吉村市長、姉妹都市提携解消の手続き完了へ 米サンフランシスコ市に建立された旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する像を巡り、大阪市の吉村洋文市長は12日、週内に姉妹都市提携を解消する決定の手続きを完了し、相手方に通知する考えを明らかにした。市議会主要会派は同日の定例会最終日に提携解消や継続を求める決議案をそれぞれ提案したが、いずれも賛成少数で否決された。ただし、姉妹都市提携の解消に議会の同意は必要ない。(略)この日の本会議で、市長を支える大阪維新の会はサンフランシスコ市の対応を「友好関係を根底から覆すものだ」として提携解消を求める決議案を提出。自民、公明両党は「時の首長の判断で断ち切ることは過去や未来に大きな損失となる」として交流継続を共同提案し、共産党も別に解消撤回を求めた。いずれの決議案も可決に必要な過半数を得られなかった。 (略) ・日本経済新聞 2017年12月12日 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24549600S7A211C1AC8000/ 「米市との姉妹都市提携、週内に解消を決定 大阪市 大阪市議会は12日の本会議で、姉妹都市の米サンフランシスコ市が慰安婦像を受け入れたことなどに反対する決議案を大阪維新の会、自民、公明両党などの賛成多数で可決した。 吉村洋文市長は同日、記者団に「慰安婦像の設置に市議会が反対の意思表示をしたことは大きい」と述べ、週内に姉妹都市の提携解消を市として正式に決めることを明らかにした。 国が像の撤去などに向けて継続的に取り組むことを求める意見書も採択。(略) ・朝日新聞デジタル 2017年12月12日 http://www.asahi.com/articles/ASKDD3GRLKDDPTIL00F.html 「姉妹都市「解消」「継続」、どちらも否決 大阪市議会 大阪市議会は12日、米サンフランシスコ市との姉妹都市関係について「解消を求める」「継続を求める」という決議案をそれぞれ審議し、いずれも賛成少数で否決した。吉村洋文市長は今後、姉妹都市関係の解消をサンフランシスコ市に書簡で通知する。(略)大阪維新の会は、サンフランシスコ市が11月に現地の慰安婦像を市有化したことについて「友好関係を根底から覆すものだ」として、姉妹都市関係の「解消」を主張。公明党と自民党は「歴史のある交流関係を、時の首長の判断で断ち切ってしまうのは大きな損失だ」と「継続」を求めた。(略) 共産党は「吉村市長の主張は『慰安婦』の存在すら否定するものと受け取られかねない」との決議案を提出したが、否決された。 一方、サンフランシスコ市が慰安婦像を市有化したことについて「看過できない」と批判する自民提出の決議案は、維新、公明、自民が賛成して可決した。(略) ・毎日新聞 2017年12月13日 https://mainichi.jp/articles/20171213/ddn/041/030/042000c 「姉妹都市解消、週内決定 大阪市長、サンフランシスコと 米サンフランシスコ市に建立された旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する像を巡り、大阪市の吉村洋文市長は12日、週内に姉妹都市提携を解消する決定の手続きを完了し、相手方に通知する考えを明らかにした。(略) ◉その他資料 *サンフランシスコ市「慰安婦」記念碑設置団体の声明 “Comfort Women” Justice…

Read More

西太平洋の島に動員された朝鮮人慰安婦26人 初めて確認=韓国(連合ニュース)

12月11日、ソウル市は、ソウル大人権センターの鄭鎮星(チョン・ジンソン)教授の研究チームとともに、以下の朝鮮人「慰安婦」に関する新しい名簿と写真を発見したと報道されました。詳しくは以下のURLをみてください。 http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2017/12/11/0400000000AJP20171211002100882.HTML 【ソウル聯合ニュース】太平洋戦争当時、日本海軍の艦隊基地があり、かつて「トラック島」と呼ばれていた西太平洋のチューク諸島に動員された朝鮮人の慰安婦26人の名簿と写真が初めて確認された。 ソウル市は11日、ソウル大人権センターの鄭鎮星(チョン・ジンソン)教授の研究チームと共に米軍の戦闘日誌や護衛艦「生野」の乗船者名簿、1946年3月の米紙ニューヨーク・タイムズの記事などを比較・検討し、26人の存在を確認したと明らかにした。同市は「これまで証言だけがあったトラック島の朝鮮人慰安婦が実際に存在していたことを初めて公式に確認した」と説明した。 今回の研究は米国立公文書館にあった資料を発掘し、調査・分析を行った。米軍の戦闘日誌によると、当時、トラック島から帰還した1万4298人のうち、朝鮮人は3483人だった。軍人が190人、海軍労務者が3049人、民間人が244人だった。 朝鮮人らはトラック島のデュブロン島(当時の名称は夏島)から1946年1月17日、生野に乗って日本を経由し故郷に戻った。生野には朝鮮人の慰安婦26人と子供3人が乗っていた。 生野の乗船者名簿に掲載されている乗客368人のうち、朝鮮人は249人、女性と子供は29人だった。女性26人と子供3人の名前や職業、住所を確認した結果、女性は「労働者」、子供は「無職」となっていた。ソウル市は「別の文書と照らし合わせ、この女性らが日本軍の慰安婦だったことが確認できた」とした。 慰安婦被害者26人は創氏改名により、日本風の名前で記載され、身元の確認に手間取った。研究チームはこのうち、「ひとかわ・ふくじゅん」という名前の人物が韓国政府に慰安婦被害者として認定されている故イ・ボクスンさんであることを突き止めた。イさんは生前、口述資料を残さず、1993年12月に政府に被害を届け出た際も簡略な内容だけを残し、具体的な被害内容は判明していなかった。 資料によると、イさんは1943年にトラック島に動員され、慰安婦となった。日本の敗戦後、イさんを含む26人は1946年1月17日、生野に乗って神奈川県横須賀市の浦賀港に到着。イさんはその後、福岡県の博多港から釜山行きの船に乗って故国に戻った。 26人のうち、イさんを除く25人の身元はいまだに判明していない。ソウル市関係者は25人の身元も研究を続け、明らかにする必要があると述べた。  

Read More

第3回UPR日本審査(国連人権委員会)における「慰安婦」問題

1.普遍的定期審査(UPR)_gaiyo 2.UPR日本審査_2017   ・Japan Review – 28th Session of Universal Periodic Review http://webtv.un.org/meetings-events/human-rights-council/watch/japan-review-28th-session-of-universal-periodic-review/5644308605001/?term= 2017年8月に提出した日本政府報告(英語) http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/UPR/Pages/JPIndex.aspx   政府報告の日本語訳は下記の外務省ウェブサイトから読めます。 ・UPR第3回政府報告(仮訳)(PDF) http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000297320.pdf ・政府報告別添(仮訳)(PDF) http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000297413.pdf  

Read More

韓国民衆美術家キム・ソギョン、キム・ウンソン来日記念トーク 〈ベトナムのピエタ〉と少女像〜自国の加害にどう向きあうか

韓国民衆美術家キム・ソギョン、キム・ウンソン来日記念トーク 〈ベトナムのピエタ〉と少女像〜自国の加害にどう向きあうか

============================================== 韓国民衆美術家キム・ソギョン、キム・ウンソン来日記念トーク 〈ベトナムのピエタ〉と少女像〜自国の加害にどう向きあうか 2016.8. 27(土 ) 18:30~(18時開場) ============================================== 参加費:1000円 ◆文京区民センター  2階 2A会議室 「後楽園駅」丸の内線(4a・5番出口)、南北線(5番出口)徒歩1分 「春日駅」三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分 JR総武線「水道橋駅」東口徒歩9分 自国の歴史的加害責任を問い、どう記憶するのか―。 〈平和の少女像〉の撤去・移転の危機はいっそう高まっているいま、 〈平和の少女像〉をつくり続ける傍ら、 韓国の加害責任を問い、被害者の鎮魂を願う〈ベトナムのピエタ〉像の制作に 取り組むキム・ソギョンさんとキム・ウンソンさんのお話を伺いながら、 「自国の加害にどう向きあうのか」をともに考えます。 ◉ベトナムのピエタ〉像とは ベトナム戦争における韓国軍による民間人虐殺の真相究明し、韓国政府の責任を問い、謝罪と歴史教育などをめざす韓国市民による韓ベ平和財団建設推進委員会とともにキム夫妻が制作する謝罪と鎮魂の像。募金を集めつつ韓国とベトナムに建立する計画だ。 ◉キム・ソギョン、キム・ウンソン 彫刻家。2011年〈平和の少女像〉を駐韓日本大使館前に共同制作、以後、各地に設置(韓国29、米国2、カナダ1)に設置。2014年、ベトナム訪問。〈ベトナムのピエタ〉制作中。 主催■Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会&キム夫妻トーク実行委員会 賛同団体●YOSHIMI裁判いっしょにアクション!/戦争と女性の人権博物館(WHR)日本建設委員会/日本軍「慰安婦」問題解決全国行動/戦時性暴力問題連絡協議会/在日の慰安婦裁判を支える会/「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)/埼玉9条連/世織書房/差別おとといきやがれプロジェクト(2016年7月26日現在) 【賛同カンパのお願い】 集会開催のため賛同金を集めています。 賛同金:団体1口5000円、個人1口2000円 ■郵便振替:00160ー4ー323057 【口座名】FFJ(エフエフジェー) ■ゆうちょ銀行 【支店名】018(ゼロイチハチと入力) 普通預金 【口座番号】0562500 【口座名】FFJ(エフエフジェー) 呼びかけ: 2015年末の日韓外相「合意」にもとづいて韓国政府が「和解・癒やし財団」を正式発足させ、日本政府は8月にも予算から財団に資金10億円を拠金する方針だと言います。今後、ソウルの日本大使館前の〈平和の少女像〉の撤去・移転の危機はいっそう高まってきたと言えるでしょう。 韓国では、被害者をはじめ市民・学生たちがねばりづよく「合意」反対運動を展開しています。焦点の一つとなった〈平和の少女像〉に対して、4月末に朴槿恵大統領が「少女像の撤去は、韓日合意に含まれていない」と述べ、萩生田光一官房副長官が「合意に事実上含まれている」と反論するなど、〈平和の少女像〉の撤去・移転に対する見解は対立しています。真相究明も再発防止の措置もない「合意」をした加害国・日本が、再発防止のため、平和を願って建てられた少女像撤去をもちだすなど、言語道断です。 *     *     * そうしたなか、今年の4月、ベトナム戦争における韓国軍による民間人虐殺を謝罪し無名の子どもたちを鎮魂するための〈ベトナムのピエタ〉(ベトナム名:最後の子守唄) 像の原型が初公開されました。これは韓国軍による民間人虐殺や性暴力被害について真相究明し、韓国政府が謝罪や賠償など責任ある措置をするよう求める韓ベ平和財団建設推進委員会とキム夫妻が計画したもので、募金を集めながら、韓国とベトナムに建立しようというものです。 *     *     * 自国の歴史的加害責任を問い、記憶し、被害国との関係を模索するこの試みは、私たちに大きな示唆を与えてくれます。各地に多様な形で拡散する〈少女像〉や財団発足後の最新の動きとともに、お二人のお話を伺いながら「自国の加害にどう向き合うか」をともに考えるための集いです。 ※当日、展示や書籍販売(賛同団体関連)あります。 【当日、増補版出版】 Fight for Justiceブック 『増補版 〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか』世織書房刊 日本軍「慰安婦」問題web サイト制作委員会編 岡本有佳 金富子責任編集 キム・ソギョン、キム・ウンソン、梁澄子、古川美佳 吉見義明、山口智美、小山エミ、北原みのり、梁鉉娥 増補:韓国の女性学者・梁鉉娥論考、〈ベトナムのピエタ〉など最新情報 *最新〈平和の少女像〉地図・全画像一挙掲載 *「平和の碑」(平和の少女像)クロニクル追加! A5判112頁予   本体1000円+税(予価)

Read More

3月28日研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」 集会記録集と参照となる報告記が出ました

3月28日に東京大学で開かれた研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集が出ました。研究集会では、朴裕河『帝国の慰安婦』への評価をめぐって、同書を「擁護する側」と「批判する側」が一堂に会し、5時間以上にわたって、日本軍「慰安婦」制度と植民地支配をどう理解するかに関して、意見表明と討論を行いました。主な内容は以下です。   主催:0328 集会実行委員会(金富子、外村大、中野敏男、西成彦、本橋哲也、あいうえお順) 司会:蘭信三、板垣竜太 <当日プログラム> 13:30 開会 13:30〜13:40  経過報告・趣旨説明・会の進行についての説明(外村大) 13:40〜15:40  報 告 (西成彦・岩崎稔 /鄭栄桓) コメント(浅野豊美 /小野沢あかね・梁澄子) 15:40〜16:00  報告者・コメンテーターのリプライ 16:20〜17:50  総合討論(「擁護」側  /「批判」側 から各5人発言および総合討論) 17:50〜18:00  総括の発言(「擁護」側  /「批判」側の実行委員から) 18:00  閉会(実際はもう少し長かった) 1)研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集がインターネット上にアップされました。以下をクリックしてください。 研究集会「『慰安婦』問題にどう向き合うか 朴裕河氏の論著とその評価を素材に」集会記録集 この集会記録集は、研究集会で配布された報告者のレジュメと参加者の意見表明、当日の会場での発言記録、開催後に報告者・発言者から寄せられた文章、から構成されています。相当の長文ですが、ぜひお読みください。 2)参照となる報告記 研究集会に関して、実際に参加したジャーナリストと編集者から以下の報告記が出ました。ぜひご参照ください。 [寄稿]朴裕河氏の「帝国の慰安婦」めぐり擁護と批判で初の討論会 土田修(ハンギョレ2016.04.23)   問われているのは日本社会だ~『帝国の慰安婦』をめぐる議論(3.28研究集会)から 岡本有佳  

Read More

鄭栄桓著『忘却のための「和解」――「帝国の慰安婦」と日本の責任』韓国版出版!7/1出版記念シンポ

鄭栄桓著『누구를 위한 ‘화해’인가: <제국의 위안부>의 반역사성(誰のための「和解」なのか:<帝国の慰安婦>の反歴史性>)』(原書『忘却のための「和解」:「帝国の慰安婦」と日本の責任』世織書房)が푸른 역사(プルンヨクサ)より出版されました。解説などさらに充実したものになっているそうです。 鄭栄桓さんは出版記念講演会に出席するために韓国入国申請をしていましたが、朝鮮籍であるからとの理由で、韓国政府から却下されました。当日はこの入国拒否に抗議する署名が韓国外交部に提出されます。 7/1、記者会見(11時より)および講演会(18時より)が行なわれます。
生中継もあるかもしれません! 続報わかり次第お知らせします。   Fight For Justice~日本軍「慰安婦」問題サイトでは、 『帝国の慰安婦』事態特集をしています。随時更新中! 特集:『帝国の慰安婦』事態を考える そこには、鄭栄桓さんのコラム「戦後日本」肯定の欲望と『帝国の慰安婦』――韓国語版・日本語版の異同から見えてくるもの 収録。こんなに使い分けてるんだ、、、、と驚きます。   ※ 저자 입국 불허로, 포스터상 11시로 예정된 기자간담회는 저자와의 화상 간담회로 진행합니다. 따라서 6시에 진행되는 강연회에도 저자는 참석하지 않습니다. 이 점 꼭 확인해주시기 바랍니다. [도서출판 푸른역사 출간기념 행사] 누구를 위한 ‘화해’인가 도서출판 푸른역사에서 『누구를 위한 ‘화해’인가 : 『제국의 위안부』의 반역사성』이 출간되었습니다. 이 책은 재일교포 3세인 정영환 교수(일본 메이지 가쿠인 대학교)의 저서로, 최근 논란이 되고 있는 세종대학교 박유하 교수의 『제국의 위안부』를 정면으로 비판합니다. 이 책은 먼저 『제국의 위안부』 사태의 본질과, 사태가 일어나기까지의 역사적/정치적 기원을 분석합니다. 이어 『제국의 위안부』가 일본군 ‘위안부’ 제도에 대한 일본의 국가적 책임을 최소화했다고 비판하며, 어떻게 ‘위안부’ 피해자들을 일본군의 ‘협력자’로 둔갑시키려는 시도를…

Read More

【出版記念書評セミナー】鄭栄桓著『忘却のための「和解」――『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房)

【出版記念書評セミナー】 鄭栄桓著『忘却のための「和解」――『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房)   2014年から2015年、日韓を駆け抜けた『帝国の慰安婦』事態とは何か?
 この問いに正面から挑んだ著作・鄭栄桓『忘却のための「和解」『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房、2016年)が、この度世織書房より出版されました。在日朝鮮人史研究者の鄭氏は、『帝国の慰安婦』の問題点とその背景を検証し、日本軍「慰安婦」制度についての日本軍の責任の矮小化、被害者たちの「声」の恣意的な利用、日本の「戦後補償」への誤った根拠に基づく高い評価などの致命的な問題があるにもかかわらず、なぜ『帝国の慰安婦』はこれほどまでに絶賛されたのかについて考察し、日本の言論界の知的頽落について警鐘を鳴らしています。 今回、同書の出版を記念して、著者とともに『帝国の慰安婦』事態の歴史的・思想的背景を探り、日本軍「慰安婦」問題の真の解決とは何かを考えるセミナーを開催いたします。評者には、日本の歴史修正主義言説への批判的検討を続けてきた能川元一さん、近代日本の公娼制の研究者であり、近年は日本人「慰安婦」についての先駆的な研究を発表されている小野沢あかねさん、朝鮮近代社会史研究の立場から植民地支配責任の問題について積極的に発言している板垣竜太さんをお招きしました。 『帝国の慰安婦』のみならず、広く日本の歴史修正主義や戦争責任・植民地支配責任の問題を考える有益な議論が展開されるものと思われます。ぜひご参加ください。   ●登壇者:鄭栄桓、能川元一、小野沢あかね、板垣竜太   日 時:2016年4月17日(日)13:30開場~、14:00開始~ 場 所:立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区池袋) タッカーホール講堂8号館 8201 http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/ 資料代:1000円(一般)、700円(学生・非正規) 主催:日韓相互理解研究会
協力:日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会 連絡先:mail:sd132005@g.hit-u.ac.jp 世織書房のページ:
http://bit.ly/1SHNzDA   著者:鄭 栄桓 明治学院大学准教授 歴史学、朝鮮近現代史、在日朝鮮人史
一橋大学社会学研究科博士課程修了(社会学博士、2010年3月)。青山学院大学非常勤講師、立命館大学コリア研究センター専任研究員を経て現職。 
著書に『朝鮮独立への隘路 在日朝鮮人の解放五年史』(法政大学出版局、2013年)、共著『植民地朝鮮ーその現実と解放への道』(趙景達編、東京堂出版)、共著『Q&A 朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任: あなたの疑問に答えます』(日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会編、金富子・板垣竜太責任編集、御茶の水書房)、共訳書に金東椿『朝鮮戦争の社会史 避難・占領・虐殺』 (平凡社、2008年)など。   ●書評者 *能川 元一:大学非常勤講師(哲学)
<主要研究業績> 共著『憎悪の広告―右派オピニオン誌「愛国」「嫌中・嫌韓」の系 譜』合同出版、2015年、「千田夏光『従軍慰安婦』は『帝国の慰安 婦』においてどのように援用されたか」、『季刊 戦争責任研究』 第85号(2015年冬季号)「右派のイデオロギーにおけるネット右翼の位置づけ—道徳概念システム論による分析の試み」、『レイシズ ムと外国人嫌悪』(駒井洋監修・ 小林真生編著、明石書店、2013年)所収など *小野沢あかね:立教大学文学部教授 日本近現代史
<主要研究業績> 『近代日本社会と公娼制度―民衆史と国際関係史の視点から―』吉川弘文館、2010年。共編著「戦争と女性への暴力」リサーチ・アク ションセンター編『「慰安婦」 バッシングを越えて―「河野談 話」と日本の責任―』大月書店、 2013年。第5回女性学研究国際奨励賞受賞(2000年)第6回女性史学賞受賞(女性史学賞選考委員会)(2012年) *板垣竜太:同志社大学社会学部教授 朝鮮近現代社会史文化人類学
<主要研究業績> 『朝鮮近代の歴史民族誌』 (明石書店)、共著『東アジアの記憶の場』(河出書房新社)『日韓新たな始まりのための20章』(岩波書 店)、『Q&A 朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任: あなたの疑問に答えます (FFJブックレット)   ●関連記事
・日朝国交「正常化」と植民地支配責任 : 【宣伝】『忘却のための「和解」 『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房、2016年)
http://kscykscy.exblog.jp/25512248/ ・『朝鮮新報』:【講演】「『帝国の慰安婦』事態と日本の知識人」/鄭栄桓 
http://chosonsinbo.com/jp/2016/03/03suk-3/ ・『ハンギョレ』:日本のリベラル陣営でも「帝国の慰安婦」めぐり激論 
http://japan.hani.co.kr/arti/international/23733.html ・アマゾン購入ページ
http://amzn.to/1SHDd6P  

Read More

111